上海の大学生チームが参加する大学生野球リーグが11月中、週末を中心に約1ヶ月にわたって行われました。交通大学、復旦大学等の野球グラウンドを使い、計14の大学チームが参加。今回はMLBも協賛し、商品の提供や、試合中に応援棒を配布するなどの活動をしていました。驚きは14の大学で野球チームがあること。もちろん、各チームによって、力の入れ具合が異なり、ユニホームをしっかり揃えているチームもあれば、各自動けるような格好で参加しているところもありました。何度も書いているように、この国に住んでいると、野球を好きになるような環境は全くありません。そんな中、大学生くらいの若者たちが必死で野球をしている姿をみると、感慨深いものがあります。また、野球の魅力を伝える方法、環境さえあれば、野球を始める中国の若者は間違いなく増えはずだと、改めて確信するのです。

後ろに見えるのはMLBのバナー

後ろのキヤノン、ミズノバナーはCBLのもの
試合は東華大学VS同済大学

円陣を組む東華大学ナイン
優勝は華東法政大学が飾りました。彼らは決してプロ選手になるわけではないですが、野球を愛する人たちです。今回の大会は、200人近い大学生が参加しました。少なくともこれだけの人間は野球に興味がある人たちなのです。ただ、中国野球の問題は、この人たちが大学を卒業した後、余興で野球を楽しめる環境がないという点と、プロ側が一番のファンになるはずの彼らを取り込めていない点です。彼らにプロリーグの話を聞いても、「つまらないし、レベルも低いから興味ない」という返答です。コアなファンになるべき彼らは、野球普及に無視できない存在なはずです。
彼らをどうコアなファンにしていくか。それは「プロはレベルが低いから興味ない」と思わせるのではなく「レベルの低いプロを、俺たちで盛り上げていこう」という意識に変えることが重要なのではと感じます。つまり、自分の好きな野球が、自分の国でもレベルの高い試合が見られる環境を、自分たちが作っていこうじゃないか、と思わせることです。試合のイベント企画やボランティア、客集めなどを彼らに企画、実行してもらうというのも面白いと思います。自分も参加して作り上げているんだという実感を持つことで、彼らも愛着がわいていき、コアなファンへと成長していくのではないでしょうか。
停滞している中国野球の現状を打開するには、この大学生に懸かっている。私はそう思います。
ジャンル:スポーツ テーマ:野球全般

後ろに見えるのはMLBのバナー

後ろのキヤノン、ミズノバナーはCBLのもの
試合は東華大学VS同済大学

円陣を組む東華大学ナイン
優勝は華東法政大学が飾りました。彼らは決してプロ選手になるわけではないですが、野球を愛する人たちです。今回の大会は、200人近い大学生が参加しました。少なくともこれだけの人間は野球に興味がある人たちなのです。ただ、中国野球の問題は、この人たちが大学を卒業した後、余興で野球を楽しめる環境がないという点と、プロ側が一番のファンになるはずの彼らを取り込めていない点です。彼らにプロリーグの話を聞いても、「つまらないし、レベルも低いから興味ない」という返答です。コアなファンになるべき彼らは、野球普及に無視できない存在なはずです。
彼らをどうコアなファンにしていくか。それは「プロはレベルが低いから興味ない」と思わせるのではなく「レベルの低いプロを、俺たちで盛り上げていこう」という意識に変えることが重要なのではと感じます。つまり、自分の好きな野球が、自分の国でもレベルの高い試合が見られる環境を、自分たちが作っていこうじゃないか、と思わせることです。試合のイベント企画やボランティア、客集めなどを彼らに企画、実行してもらうというのも面白いと思います。自分も参加して作り上げているんだという実感を持つことで、彼らも愛着がわいていき、コアなファンへと成長していくのではないでしょうか。
停滞している中国野球の現状を打開するには、この大学生に懸かっている。私はそう思います。
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日本、中国、アメリカ等、計6チームが参加する「国際野球大会(U―16)」が11月2日(日)にアメリカンスクールグラウンドで開催されました。中国で日本人向けフリーペーパーを発行するメディア漫歩、軟式野球ボールメーカーのナガセケンコーボール、ポカリスエットが協賛となり、各国、中学生のチームが優勝目指して熱い戦いを繰り広げました。
このような野球の国際大会は初めてだったため、スケジュール、ルール等の調整が難航、試合も始めて顔を合わせるチームが多いため、試合が成立するのか不安視されましたが、どこもレベルの高い、白熱した試合ばかりでした。決勝、3位決定戦は大差がついてしまいましたが、これは、1日で3試合目となったため、子供たちの集中力が切れてしまったのが原因でした。
この成功を受け、来春に規模を大きくして、第2回大会を実施予定です。今後、このような中国で野球を通じた国際交流を続けていき、草の根レベルの野球普及環境が整っていくことが重要であると強く感じています。
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このような野球の国際大会は初めてだったため、スケジュール、ルール等の調整が難航、試合も始めて顔を合わせるチームが多いため、試合が成立するのか不安視されましたが、どこもレベルの高い、白熱した試合ばかりでした。決勝、3位決定戦は大差がついてしまいましたが、これは、1日で3試合目となったため、子供たちの集中力が切れてしまったのが原因でした。
この成功を受け、来春に規模を大きくして、第2回大会を実施予定です。今後、このような中国で野球を通じた国際交流を続けていき、草の根レベルの野球普及環境が整っていくことが重要であると強く感じています。
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上海、北京で行われた「ジャパンフェア」イベントにMLBが参加しました。日本では馴染みの深いメジャーリーグですが、中国では全く知られていません。そんな中、日本と中国の友好を深めようと開催された「ジャパンフェア」にMLBも参加しました。中国に進出している日系企業がブースを出展、PR活動を行ったり、ステージでは日本の伝統芸能を紹介するものや歌手等が出演しパフォーマンスを見せました。そんな中、MLBもバッティング体験コーナーやユニホームを着て写真撮影ができるコーナー、もちろん商品等も置いて、MLBブランドをアピール。バッティング体験コーナーでは、初めて触れる野球というスポーツに子供や若者などが、恐る恐るバットを握り、ぎこちない格好でバットを振る姿が印象的でした。北京では、人出が多い時は、行列になったほどです。また、人気だったのは、写真撮影コーナー。ニューヨーク・ヤンキース等のユニホームを身にまとい、子供から老人まで記念撮影をしていました。
私もこのイベントに携わっていたので、MLBとの協力は非常に刺激的でした。ただ、まだまだ課題が多かったのも事実。道行く人たちに対して、このブランドがどういうものなのかを完全に分からせることはできなかったように思います。
上海だけでも現在、MLBショップは10店舗以上あります。店内には帽子、パーカー、サンダルなどトータルコーディネートできる商品が揃っています。しかし、見に行くとお客さんはほとんど入っていません。今回も商品ブースを出していましたが、売れ行きは良くありませんでした。まだまだこちらでのアプローチ方法を試行錯誤している感があります。
MLBはクリニック等の青少年育成、ファッションブランドの確立という両面から中国での野球普及を果たそうと考えているようです。
今回のイベント参加は主に、ファッション面の趣きが強かったわけですが、商品の単価も高いため、あえて高いお金を出して、知らないブランドの服を買うことはないでしょう。それだったら、いっそのこと世界的に被られているキャップに絞って、こちらの人間(特に若者)に訴求していくほうがいいのではと個人的には思います。
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私もこのイベントに携わっていたので、MLBとの協力は非常に刺激的でした。ただ、まだまだ課題が多かったのも事実。道行く人たちに対して、このブランドがどういうものなのかを完全に分からせることはできなかったように思います。
上海だけでも現在、MLBショップは10店舗以上あります。店内には帽子、パーカー、サンダルなどトータルコーディネートできる商品が揃っています。しかし、見に行くとお客さんはほとんど入っていません。今回も商品ブースを出していましたが、売れ行きは良くありませんでした。まだまだこちらでのアプローチ方法を試行錯誤している感があります。
MLBはクリニック等の青少年育成、ファッションブランドの確立という両面から中国での野球普及を果たそうと考えているようです。
今回のイベント参加は主に、ファッション面の趣きが強かったわけですが、商品の単価も高いため、あえて高いお金を出して、知らないブランドの服を買うことはないでしょう。それだったら、いっそのこと世界的に被られているキャップに絞って、こちらの人間(特に若者)に訴求していくほうがいいのではと個人的には思います。
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2008年アジアシリーズ。中国代表としては、初の単独チームである天津ライオンズが出場しました。現在、中国で最もレベルの高い天津がどこまで善戦するかが注目でした。
その片鱗を見せたのは、初戦の統一ライオンズ戦。
天津は2回に、劉志成、王靖超などの4連打で3点を先制。4回にも張振旺のタイムリーで1点を追加。先発の蘇長龍は、4回まで無失点。5回に3点奪われるものの、1点のリードを2番手、エースの呂建剛が好投。そのまま最終回に。あと一人で歴史的な勝利を奪うところまで来ましたが、最後は李家強がサヨナラスリーランを浴び、4−7で敗れました。もう少しで勝利となるところでしたが、互角に戦えたことは、チームにとって大きな自信になったのは間違いないはずです。
チームはこの1戦に全てを懸けていたのでしょう。自分たちの実力を見て、3連戦トータルで戦うのではなく、1戦に全精力を注ぎ込んで、1勝を狙う戦いを選んだのだと思います。とにかく1勝すれば、中国野球にとって大きな出来事になるのですから。
そのため、残り2戦。SKワイバーンズ戦0−15、埼玉西武ライオンズ戦、2−16と大敗を喫しました。他国との大きな差は投手力でした。使える投手が限られていたため、この3連戦で同じ投手を使わざるを得ませんでした。その一方で、攻撃陣は足を絡めた積極的な作戦が非常に有効的でした。オリンピックでも活躍した候風連や若手の張振旺、王靖超、王超などは、もっと経験を積んでいけば、充分通用するレベルになる可能性を感じさせるプレーだったように思います。
結果的には、まだまだアジア3強とはレベルの差を痛感するシリーズとなりました。ただ、来年以降も単独チームでの参加になるようなので、中国プロチームにとって、アジアシリーズ進出は大きな目標、モチベーションとなるはずです。これがプロリーグの活性化に繋がっていけば、レベルはまだまだ上がるのではないかと思います。
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その片鱗を見せたのは、初戦の統一ライオンズ戦。
天津は2回に、劉志成、王靖超などの4連打で3点を先制。4回にも張振旺のタイムリーで1点を追加。先発の蘇長龍は、4回まで無失点。5回に3点奪われるものの、1点のリードを2番手、エースの呂建剛が好投。そのまま最終回に。あと一人で歴史的な勝利を奪うところまで来ましたが、最後は李家強がサヨナラスリーランを浴び、4−7で敗れました。もう少しで勝利となるところでしたが、互角に戦えたことは、チームにとって大きな自信になったのは間違いないはずです。
チームはこの1戦に全てを懸けていたのでしょう。自分たちの実力を見て、3連戦トータルで戦うのではなく、1戦に全精力を注ぎ込んで、1勝を狙う戦いを選んだのだと思います。とにかく1勝すれば、中国野球にとって大きな出来事になるのですから。
そのため、残り2戦。SKワイバーンズ戦0−15、埼玉西武ライオンズ戦、2−16と大敗を喫しました。他国との大きな差は投手力でした。使える投手が限られていたため、この3連戦で同じ投手を使わざるを得ませんでした。その一方で、攻撃陣は足を絡めた積極的な作戦が非常に有効的でした。オリンピックでも活躍した候風連や若手の張振旺、王靖超、王超などは、もっと経験を積んでいけば、充分通用するレベルになる可能性を感じさせるプレーだったように思います。
結果的には、まだまだアジア3強とはレベルの差を痛感するシリーズとなりました。ただ、来年以降も単独チームでの参加になるようなので、中国プロチームにとって、アジアシリーズ進出は大きな目標、モチベーションとなるはずです。これがプロリーグの活性化に繋がっていけば、レベルはまだまだ上がるのではないかと思います。
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10月26日から11月2日の期間、中国無錫で「2009中国野球カップ」が行われました。これは、毎年秋に開催され、各地の野球チームが参加する大会です。北京、天津、広東、四川、上海、江蘇というプロリーグに参加している地域はもちろんのこと、河南、解放軍を入れた、計8チームが出場しました。
プロリーグと同様、この大会も毎年、天津と北京の争いとなっています。06年は決勝が降雨中止となり、両者優勝、昨年も天津が北京を降し優勝しています。
この大会は、各4チームに分けられ、総当りのリーグ戦を行った後、上位2チームが決勝トーナメントに進出する仕組みとなっています。
波乱は北京対江蘇の試合。オリンピック出場選手を多く抱える北京は序盤で8点リードを奪いながら、その後、エラーが続出。最終的に10−12で敗れました。この負けが、その後の両チームに大きく影響し、北京は史上初めて、決勝トーナメント進出を逃し、江蘇はチーム結成以来初の決勝トーナメント進出を果たしました。
決勝のカードはアジアシリーズに出場予定の王者、天津と平均19歳でダークホースの江蘇という新鮮な対戦となりました。結果は12−4と天津がチャンピオンに輝きましたが、江蘇の大躍進は今年の中国野球界にとって大きなトピックとなる出来事になるでしょう。江蘇と提携している千葉ロッテマリーンズから佐藤兼一知監督、園川投手コーチの指導の成果が実った価値ある準優勝でした。
最終結果
1位 天津
2位 江蘇
3位 解放軍
4位 広東
5位 北京
6位 上海
7位 河南
8位 四川
優秀監督 焦益(天津)
最多本塁打、安打 羅玉武(天津)
最多盗塁 李麗(北京)
優勝した天津は、これからアジアシリーズ参加のため、日本へ向かいます。現在、中国国内敵なしの天津の戦いに期待です。
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プロリーグと同様、この大会も毎年、天津と北京の争いとなっています。06年は決勝が降雨中止となり、両者優勝、昨年も天津が北京を降し優勝しています。
この大会は、各4チームに分けられ、総当りのリーグ戦を行った後、上位2チームが決勝トーナメントに進出する仕組みとなっています。
波乱は北京対江蘇の試合。オリンピック出場選手を多く抱える北京は序盤で8点リードを奪いながら、その後、エラーが続出。最終的に10−12で敗れました。この負けが、その後の両チームに大きく影響し、北京は史上初めて、決勝トーナメント進出を逃し、江蘇はチーム結成以来初の決勝トーナメント進出を果たしました。
決勝のカードはアジアシリーズに出場予定の王者、天津と平均19歳でダークホースの江蘇という新鮮な対戦となりました。結果は12−4と天津がチャンピオンに輝きましたが、江蘇の大躍進は今年の中国野球界にとって大きなトピックとなる出来事になるでしょう。江蘇と提携している千葉ロッテマリーンズから佐藤兼一知監督、園川投手コーチの指導の成果が実った価値ある準優勝でした。
最終結果
1位 天津
2位 江蘇
3位 解放軍
4位 広東
5位 北京
6位 上海
7位 河南
8位 四川
優秀監督 焦益(天津)
最多本塁打、安打 羅玉武(天津)
最多盗塁 李麗(北京)
優勝した天津は、これからアジアシリーズ参加のため、日本へ向かいます。現在、中国国内敵なしの天津の戦いに期待です。
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